レコード針やカートリッジも高価買取可能?買取相場について解説!

公開日:2022/05/15 最終更新日:2024/02/12

レコードを再生するレコードプレーヤーに欠かせない、針やカートリッジも買取ってもらうことは可能なのでしょうか。不要になったからと捨ててしまうより、買取ってもらえるならそちらの方がありがたい、さらに高額買取可能ならいうことなしです。レコード針やカートリッジは高額買取してくれるのか、相場についても解説しましょう。

レコード針・カートリッジとは

レコード針はレコードの溝をなぞることで直接音を出すのではなく、溝をなぞって信号を受け取り電気変換するという役割を持っています。カートリッジはレコード針を含むピックアップ部分のことで、針を交換する際はカートリッジから取り外すことで簡単に行うことができます。

レコードを再生するためには、レコード針・カートリッジが必要不可欠ですが、アナログ全盛期とは違いカートリッジの生産も激減したため入手も簡単ではありません。レコード針は一生ものではなく寿命がある消耗品、150時間~200時間ほどで劣化するといわれています。

針の形状で音も異なる

レコード針の針先は、今現在ほとんどがダイヤモンドで作られていますが、この針先の形状によって音が変わるといわれています。

・丸針
一般的なレコード針はこの形で、針先が丸くボールのようにカットされています。この形は安定してレコードの溝に接触するので初心者向けでもあります。比較的安価なのですが、多少音の歪みが起こるというデメリットもあります。

・楕円針
丸針よりも音の歪みが少なく、情報量も多く拾うことができます。こちらも比較的安価ですが、楕円になることで針圧の負荷がかかりやすく、針自体もレコードも摩耗しやすくなるというデメリットがあります。

・ラインコンタクト針
丸針や楕円針とは違い、点ではなく線で接触するカットです。価格は比較的高めですが、針・レコード共に負荷がかかりにくく、忠実に音情報を拾ってくれます。

レコード針・カートリッジの買取について

生産数が減少していることから、レコード針・カートリッジの需要があることは確かです。ですから家に使わなくなったレコード針やカートリッジがあるのなら、買取に出してみるべきでしょう。カートリッジには大きく分けて2種類、「MM型」と「MC型」があります。

これは発電方式に違いがあるのですが、MC型の方が高音質であることからMM型よりも買取価格が高くなる傾向があります。高価買取を希望するのなら、できるだけ印象をよくすることが大切ですから、買取に出す時はキレイな状態にしておきましょう。また、購入時の外箱や保管ケース、付属品、取扱説明書も一緒に査定してもらうことも、高価買取につながるでしょう。

買取に出す前に注意すること

レコード針・カートリッジは繊細で壊れやすいため、取り扱いには注意しカートリッジカバーをつけておくようにしてください。また、カートリッジには磁石が使用されているので、磁石に引っ張られるようなものを近付けないように注意しましょう。

レコード針・カートリッジの買取相場

レコード針・カートリッジの買取相場について説明しましょう。上記で説明したように、カートリッジはMM型よりもMC型の方がより買取価格が高くなる傾向がありますし、オーディオマニアが好んで買い求める高級針や、生産中止になったカートリッジなども人気商品なら高額買取が期待できます。実際に買取されているカートリッジの相場について例を挙げてみましょう。

SHUREM44G

SHUREM44GはDJ用のカートリッジとして人気があり、30年以上のロングセラー商品ですが生産は2018年で終了したため、買取価格もアップしています。買取相場は3,000円~7,000円程度です。

ortofonSPU#1E

ortofon(オルトフォン)は、レコード針・カートリッジ、トーンアーム、ケーブルなどを販売するデンマークのメーカーです。高級針である「SPU」シリーズの「SPU#1E」の買取相場は、2万円~2万5,000円程度です。

CHUDENMG‐3675(楕円針仕様)

接合ダイヤ楕円針のCHUDENMG‐3675は、現在家電量販店でも購入できるカートリッジです。買取相場は1,000円~2,000円程度です。

CLEARAUDIOGoldfingerStatement

GoldfingerStatementはMCカートリッジの最高峰とも呼ばれ、まるでジュエリーのように芸術的な造形が特徴のカートリッジです。買取相場は30万円~40万円程度です。

レコード針・カートリッジも、元々高価なものや生産が終了し手に入りにくくなっているものなどは高価買取が可能です。また、一般的なレコード針・カートリッジでも、キレイな状態にして外箱や付属品など購入した時と同じ状態で揃えることで、買取価格はアップするでしょう。使わなくなったレコード針・カートリッジがしまってあるなら、思わぬ高値がつく可能性もあるので、買取業者に相談してみることをおすすめします。

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