PA・スタジオ機器は高価買取対象?高く買取されている理由とは

公開日:2022/03/01 最終更新日:2024/02/12

スタジオ、ライブハウス、コンサート会場、学校などでも使用されているPA・スタジオ機器は、高価買取の対象になるといわれています。もし高価買取が可能なら、不要なPA・スタジオ機器は廃棄処分などにせず買取に出すのが得策です。PA・スタジオ機器の買取価格は本当に高いのか?高価買取されているのならその理由も詳しく解説します。

PA・スタジオ機器とは

一般家庭で使用することはほとんどないかもしれませんが、PA・スタジオ機器とはいったいどのような機器なのか説明していきます。

PAとは、「PublicAddress(パブリック・アドレス)」の略称です。パブリック・アドレスの意味は、大衆への伝達というような日本語に訳すことができますが、マイクやスピーカー、アンプなどがPA機材と呼ばれているので、PAは音を伝達するための音響システムを表すということになります。

音楽のイベントやライブハウスなどで「PA」という言葉がよく使われますが、スピーチやアナウンスを行う際に使用する音響機器も「PA機材」と呼ばれています。このような音響機器を扱う現場では、機器を操作するスタッフを「PA」と呼ぶことも多いです。また、PAはスタジオに揃っているものであることから、スタジオ機材の一つともいえます。

具体的なPA・スタジオ機器の例

先に挙げたマイクやスピーカー、アンプの他に、ミキサー・エフェクター・イコライザー・ケーブル・アクセサリー類などがあります。

PAの役割とは?

PA機器の役割について説明しましょう。まずマイクとプレーヤーが音を電気信号へと変換します。これで入力するということになりますが、次はミキサーで音を集約し調整します。

さらに、調整した音をアンプなどで増幅しスピーカーで鳴らせるレベルまで引き上げます。最後に出力、スピーカーで音を出します。電気信号に変換された音は、スピーカーにより「生」の音に戻り拡声されます。

PA・スタジオ機器は買取価格が高い

PA・スタジオ機器は、音響のプロが使用するだけあって高性能であり、耐久性も優れているため一般のオーディオ機器よりも買取価格が高くなっています。PA・スタジオ機器の中でも、とくに高価買取が期待できるのが、スピーカー・ミキサー・エフェクター・イコライザーです。

いずれも一般家庭で使用するようなオーディオ機器とは違い、業務用ということで設計も高精度で耐久性を考慮して特化部品も使用されています。そのため製品としての価格も高く、優れた商品ということで、買取価格も高くなることが多いです。高価買取されているPA・スタジオ機器のメーカーは、次のようなものがあります。

高価買取されているメーカー

YAMAHA(ヤマハ)
BOSE(ボーズ)
Roland(ローランド)
JBL
MACKIE(マッキー)

GENELEC(ジェネレック)
UREI(ウーレイ)
APPOGEE(アポジー)

などがあります。

PA・スタジオ機器の買取相場

PA・スタジオ機器の買取相場について説明しましょう。高価買取されている、PA・スタジオ機器を例に挙げてみます。

BOSE(ボーズ)802SERIESⅡ(スピーカー)

BOSE(ボーズ)はアメリカに本社がある、スピーカーをメインに開発製造している音響機器メーカーです。学校や店舗、イベント会場などでこちらのスピーカーを目にすることも多いのではないでしょうか。「802SERIESⅡ」は、高性能でさまざまな用途がある人気のスピーカーで、買取相場は2万5,000円~3万5,000円程度です。

MACKIE(マッキー)ONYX1220i(ミキサー)

MACKIE(マッキー)は大手音響機器メーカーで、ミキサーでは定評がありこちらの「ONYX1220i」はライブハウスやスタジオの他、個人用としても愛用されている商品です。買取相場は2万円~3万円程度です。

YAMAHALS9-32(ミキサー)

一般家庭でも、YAMAHAのオーディオ機器を所有している方も多いと思いますが、PA・スタジオ機器であるこの「LS9-32」は、買取相場が45万円~60万円とかなり高額になります。

PA・スタジオ機器は、オーディオ機器買取の中でも高価買取対象となります。プロが使用する高性能で耐久性も高い設計の商品であり、定価に関わらずいずれも比較的高価で買取される傾向にあります。一般のオーディオ機器よりも消耗が激しい機器ということで、状態があまりよくない場合もあるかもしれませんが、廃棄処分を考える前に買取業者に問い合わせてみることをおすすめします。

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