当時は熱狂して数多く集めたレコードが家にはたくさんある、という話は珍しくありません。
今ではあまり利用されなくなったため、処分するしかないと諦めている人も少なくないでしょう。
ですが、じつはオーディオ機器などと一緒に買い取りしている業者もあり、これを利用すれば処分するはずだったモノたちがお金に変わる、なんてこともあり得るのです。
売るのは簡単、まずは査定を利用しよう
ヘッドホンやアンプなどのオーディオ機器は高値がつくことも多く、楽器店などでも中古品の売買を取り扱っていることもあります。
一方でレコードを専門に買い取る業者は少なくなっていますが、こうした機器と一緒に併せて買い取りしているという業者は多くあるのです。
しかも、大抵はこれだけでなく、LP盤やSP盤なども買い取り対象となっていることが多く、こうした音楽メディアが自宅に多くあるという場合や、遺品整理をしていたら大量に発見したという場合には一度査定を依頼したほうが良いでしょう。
場合によってはCDも取り扱い対象となっていることもあるため、音楽メディア類はまとめて査定してもらっても良いかもしれません。
今はインターネット上で査定の申し込みができたり、写真で撮影して出張買取を依頼できる業者も増えているため、自分が1番連絡を取りやすく、負担のない方法で選びましょう。
買い取りのときに覚えて役立つプチ知識
押し入れの奥や納戸などにあった大量のレコードを発見したので売却したいという話は珍しいものではありません。
この時に覚えておきたいのは、無理矢理にこれらを外に出そうとするのではなく、そのままにしておいて傷を最小限にとどめておいたほうが売却額は高くなる可能性があるという点です。
扱いに慣れていない人や、押し込むようにして収納されている場合には、取り出す時に傷がついたり割れる可能性があります。
そうなってしまうと買い取りは難しく、金額がつかないばかりか回収不可と判断されてしまうこともあるのです。
ですから、できるだけ傷をつけず日光などにさらさない状態で待つのがベスト。
もちろん、パッケージや付属品などがあれば査定金額が跳ね上がる可能性もありますから、付属品の有無だけは事前に確認しておきましょう。
買い取り前に知っておきたい注意点
捨てるつもりだったのに予定外の臨時収入になった、なんてことも珍しくない買い取りサービスですが、いくつか注意点もあります。
例えば、すべてのオーディオ買取業者がレコードを取り扱っているわけではないという点です。
楽器や周辺機器のみを取扱対象としている業者や、こうした機器と併せての買い取りを受け付けているなど、条件づけされている場合もあります。
また、あまりに大量のLP版を一度に買い取ってほしいという依頼に関しては受け付けられないと明言している業者もあるため、業者ごとの条件を事前に把握しましょう。
また査定を依頼する前に、買い取ってほしいものやその数量を大まかに把握した上で伝え、対応可能かどうかを電話やメールなどで聞いておいたほうが安心です。
心や生活を豊かにしてくれる音楽だからこそ、そのパートナーとも言えるオーディオ機器やレコードは大切な存在だと感じるものです。
しかし、どんなものにも寿命があるように、使えなくなったり処分しなければいけない場面もあるでしょう。
ただ捨てるのではなく、買い取りという選択をすることで自分にとってもこれまで集めてきた宝物達にとっても浮かばれるというものです。
それに、売却することでまた新たな持ち手のもとに届くと考えれば、前向きな気持ちで手放すこともできます。
無理に売却する必要はありませんが、ためらっていたり、価値がわからず処分方法に悩んでいるのなら、一度は査定を利用してその価値を調べてみてもよいのではないでしょうか。