「音質にこだわりたくてスピーカーを導入したのに、ノイズが入る」といった状況は、オーディオ好きなら「あるある」といえます。しかし、ちょっとした工夫をすることで、耳障りなノイズを減らすことが可能な場合もあります。そこで今回は「ノイズを減らすための3つの工夫」を紹介します。
ケーブルの配線を変更してみよう
機器のすぐ横にスピーカーを設置している場合、ケーブルからノイズが入っている可能性は低いです。しかし、機器の遠方にスピーカーを設置して、そこまでケーブルを繋いでいる場合には、その過程でノイズが入っている可能性があるので気をつけなければいけません。
いろいろな電子機器が雑音の原因となるため、もしもケーブルがそれらに接しているのなら、配線を変更して離してみることを考えましょう。配線を変えただけで、雑音が入らなくなりクリアな音を楽しめるようになるかもしれません。
なお、ケーブルの位置をどうしても変更できないというのなら、ノイズに強いタイプの製品を購入してみましょう。雑音に悩まされている方は多いので、対策がされたケーブルがいろいろと販売されています。
ただし、中には効果がない製品もあるため、口コミなどに実際に使って「雑音が減った」という報告があるものを選ぶことをおすすめします。高ければ高いほどよいわけではないので、必ず実績があるものを調べて購入しましょう。
コンセント周りを改善してみよう
オーディオ機器を利用するためには電力が必要であり、電力はコンセントを使って供給しています。コンセントをさす場所を変えたりタコ足配線をやめたり、といった工夫をしてみるのもよいでしょう。コンセント周りをいろいろと変更してみることで、ノイズを除去できる可能性もあります。タップを使っている場合にはオーディオ用のタップが販売されているので、指す場所の変更やタコ足のやめても改善がないのなら試してみるのもよいです。
オーディオ機器の買い換えも視野に
「何をやってもノイズが減らない」という場合には、スピーカーを繋いでいるオーディオ機器に問題があるかもしれません。オーディオ機器が雑音の発生源になっている場合は、どのような対策をおこなっても除去できない可能性があります。そのため、努力してもまったく変わらないようであれば、最終的にはオーディオ機器を買い換えることを考えたほうがよいでしょう。
もちろん早急に買う必要はないので、まずは自身が所有しているオーディオ機器を調べてみましょう。調べた結果、雑音のことが話題に上がっているのなら、やはり買い換えたほうがよいかもしれません。もしも、調べてみて何も話題に載っていないのなら、故障かもしれないので、一度チェックしてもらうのもよいでしょう。
保証期間が残っている場合には、買ったお店に連絡をすれば点検や修理の対応をしてくれます。保証期間が過ぎた、あるいは保証がない場合には、買ったお店ではなくオーディオ機器の修理に対応するお店をネットで探し、連絡してみることをおすすめします。
スピーカーからでる音にノイズが混じっているのなら、ケーブルの配線やコンセントを疑い、状況を変えてみましょう。電子機器や電源がノイズの原因となっていることも多いので、それだけでも雑音を除去できるかもしれません。もし何をやっても駄目なら、オーディオ機器を買い換えも視野に入れる必要がありあます。もちろん、また雑音が入っては意味がないため、ノイズに強いオーディオ機器を探して購入することをおすすめします。